発行日 2015年1月10日
発行人 サンセイ「パートナー編集室」
平成27年新年を迎えて
社長 冨田 稔
平成27年2015年ひつじ年がスタートしました。またどんな1年になるのかと思うとワクワクします。皆さん、今年もよろしくお願いします。
昨年は、NHK技研等の契約を失い多くの従業員の方にご迷惑をお掛けいたしました。また、人出不足によって採用も儘ならず、現在でも同じ状況が続いておりますが、皆さんに配属先の異動や待遇の見直しをお願いして、この状況を乗り越えようと取り組んでいます。
さて、私たちサンセイは昨年8月から第55期に入り「GO!GO!」の掛け声とともにスタートしましたが、今期は、当社の本丸でもあるNHK放送センターの契約を必守することが最大の目標でありました。昨年の10月から準備に取り掛かり、11月の入札公示後は㈱東急ファシリティサービスさんと共同企業体を結成して、入札価格の積算と技術提案書の作成に取り組み、年明けの1月9日の開札で見事落札することが出来ました。
放送センターの業務は昭和48年4月から受託していますので、その実績からして放送センターの業務を熟知していることは当然です。しかしながら、世の中の変化と伴に、我々の仕事に求められるサービスの質が大きく変わってきていることに、私たちは認識を改めなければなりません。それは、私たちの仕事が「接客サービス業」としての役割を演出しており、「コンプライアンス」「セキュリティ」「アピアランス」等が強く求められてきているのです。「言われただけのことをするサービス」ではなく「満足を超えた感激感動が伴うサービス」を実践することが、これからの私たちに求められたサービス業の本質なのです。
実は、私の今年の暦やおみくじは「大躍進の一年」と戴いていますが、昭和59年12月から30年間お世話になっている井之頭病院に新年のご挨拶で伺った際、年末から懸案となっていた新棟を含めた契約について、当社が提出した内容で継続契約を締結するとの回答を得ることが出来ました。年末から申し上げていたのですが「来年はいい年になる」といった通りになったわけであり、これも現場の皆さんの日々の努力のお蔭と考えています。
井之頭病院の仕事は当初からの契約で年末年始は仕事を行っていませんでした。しかしながら徐々に病棟の仕事も増加し、サービスを提供しないことは医療業務に少なからず影響を与えるため、現在では現場の皆さんの協力もあって年末年始も業務を行っています。このように状況に合わせた取り組みは院内の感染症の抑制に一役を担っており、評価の対象になっていることも事実です。
さて、東京オリンピックが開催される2020年まであと5年となりました。その間、ますます競争が激しくなり、個性を発揮できない企業は生き延びることが難しくなるでしょう。オリンピックまでの景気浮揚策に乗り体質改善を進めなければ、その先の厳しい時代を生き残ることは出来ません。私たちサンセイの今年は「大躍進の一年」を目指してロケットスタートをきりましたが、当社のテーマである「安心と信頼」の取り組みを礎に環境の変化を先読み先取した取り組みを展開して、一緒に「大躍進の一年」にしましょう。