発行日 2005年1月10日
発行人 サンセイ 「パートナー編集室」
私たちサンセイとNHK
社長 冨田 稔
今、NHKは職員の不祥事により受信料の支払い拒否や保留が11万3千件(昨年11月時点)を超え、大変厳しい環境下で17年度の予算編成をしなければならない状況になっています。
支払い拒否や保留をされている多くの方は『信頼していたのに裏切られた』ことを理由にしていると報道されています。
このような環境の中、当社とNHKの関係を考えると私たちに出来ることは「事故・クレームのない作業による、快適な環境づくり」に尽きると思います。
当社は、昭和36年2月20日に設立され、同年よりNHK霞ヶ関分館、NHK放送文化研究所等の清掃業務を受注し、昭和37年NHK青山分館(現青山荘)、昭和38年NHK学園・NHK第2新館、その後NHK交響楽団・NHK静岡放送局・NHK横浜放送局・NHK川口放送局・NHK鳩ヶ谷放送局・NHK千葉放送局の建物管理を受注し、そして昭和41年にはNHK浦和放送局の建物総合管理を受注しました。このように創業時のビル管理部門については殆どがNHKとの取引でありました。
さらにNHKとの関係が飛躍的に発展をしたのが、昭和47年にNHKが仲人になって締結された共同ビルヂングとの業務提携です。同年、第1共同ビル、翌48年にはNHK放送センターとNHKホールを受注し、現在の会社の基礎が出来上がったのです。
このような関係が築けたのは、創業社長が関係していた『NHK英会話テキスト、カム・カム・エブリボディ』の仕事においてお付き合いのあった当時の春日専務理事との信頼関係によると ころが大であり、その後も多くのNHK関係者に支えられ今日が在るわけです。
私たちの会社の株主には、昭和47年の業務提携締結により共同ビルヂングがなっており、非常勤の役員も2名お願いしています。
また、同社は、今年4月には当社との取引実績の多いNHK総合ビジネスと合併し新しく「NHK共同ビジネス」となり、当社はますますNHKとの関係が深まることになりました。
世の中は大きく変化し、過去とのしがらみを断ち切り新しい経営スタイルを構築し始めています。NHKも今回の不祥事を機に世の中から構造改革を求められています。
私たちサンセイにも大きな波が押し寄せてきていますが、このような時こそ「真のNHKファン」として、NHK業務に貢献していかなければならないと信じています。
信頼・信用が覆されたことは残念ですが、「真のNHKファン」の一員としてこれからも応援していきましょう。
現場と私
一昨年7月に入社以来、早いもので1年5ヶ月が経ちました。
清掃、ビルメンテナンスの仕事には素人の私がどこまでやれるのか、不安だらけの毎日でした。
道具の呼称から始まり、実地研修を重ねやっと1年がすぎたあたりから、この仕事の内容が解り、奥深いものだと感じております。
札幌営業所の場合、営業所3名、総勢30名弱の体制ですが、営業、現場管理、現場の仕事と、いろいろ経験してきました。
私が驚かされたのは、現場のかたがた一人一人が真剣に、そして生き生きと働いている、しかも私より年配の方たちが元気に毎日働いているという現実を目の当たりにして、自分も一層頑張らなければという気持ちにさせられた事です。
より『正確に』、より『安全に』、より『迅速に』をモットーに現場のサポートをして行きたいと考えております。