発行日 1999年5月16日
発行人 サンセイ「パートナー編集室」
創立38周年に思う「社会が必要とする会社」
社長 冨田 稔
当社の創立は昭和36年2月20日です。今日は38回目の誕生日です。小さな会社が40年近く存続し、少なからず発展していることは誇れることです。私が入社した18年前に今の姿は想像に及びませんでした。改めて皆様に感謝致します。「ありがとうございます。」
さて、私自身はこの18年間、「会社の存続」と「会社創り」に傾注し「小さくともしっかりした会社」を創造してきました。しかし、これはあくまでも私個人の目標でしかありませんでした。
21世紀を迎えるにあたり、今後の会社の継続・発展のためには、私個人ではなく私と皆さんが力を合わせ一体となって突き進んでいかなくてはなりません。そのために会社は「会社が目指す目標」を明確に示し、皆さんとその目標を共有することが欠かせません。私の大好きな船にたとえると、「サンセイ号」に乗りあわせた船長と乗組員一人々々が、常に針路を確認しあい、満帆に風をつかみ、目的地に向かって力強く航海
を続けることと言えるのではないでしょうか。
『社会が必要とする会社』これが会社が目指す目標です。つまり、仮に会社がある日突然無くなったとします。そのことを、世間のどれだけの人々が損失と感じるのか。ここで、21世紀に生き残れ、社会から必要とされる会社なのかとの判定がくだるのです。
『社会が必要とする会社』という目標は、3つのテーマから構成されています。
1.社会に対して素晴らしい環境を提供する会社
仕事を通して「清潔な、安全な、快適な」環境の創造に努めること。
2.お客様に素晴らしい感動を提供する会社
仕事に対して「気配り、配慮、思いやり」を持つことにより真のプロのサービスを実践すること。
3.一人々々と素晴らしい人生を共に歩む会社
将来に希望が持て、人間として成長していくことにより、健康で明るい家庭と社会に貢献する人生を歩むこと。
「サンセイ号」は今、風向きのなかなか定まらない大海原で航海を続けています。目的地は明確です。全員の創意で風をつかみ、スピードに乗り安定した航海で21世紀に向かって行こうではありませんか。