発行日 2007年7月10日
発行人 サンセイ「パートナー編集室」
『チーム・ワークとチーム・プレー』について
社長 冨田 稔
野球をしていた中学高校時代、私は『チーム・ワーク』の大切さをとことん仕込まれました。簡単に表現すると勝利に向かってのチーム・メートとの共同作業です。当然、『チーム・プレー』が基本になりますが、広辞苑ではこの意味を「団体競技や仕事で、個人の成績や名誉を超えて、全体の好結果のために各人が協力し合う行動」と表しています。
私は実際の試合の中でも、チーム・メートから何度も助けられ、励まされてきました。私がエラーしたボールを仲間は直にバックアップに入り、連携プレーの結果打者走者をアウトにして貰いました。これは、日頃から繰り返し練習してきている内野・外野間の決められたカバーリングです。決められたことを確実にこなしてくれたチーム・メイトがいたからこそ、私のミスも帳消しになり、このプレーで逆にチームは勢いづくことにもなりました。
私の学校は、中学も高校もけして強いチームではありませんでしたが、レギュラーの先輩も後輩も、また試合には出られない先輩も後輩もグランドとベンチとの『チーム・プレー』は素晴しいものでした。それぞれが自分のおかれた立場を理解し、レギュラーの後輩に対して先輩の3年生も『チーム・プレー』に徹してくれて、練習の時も控えに回って手伝ってくれていました。個人の成績や名誉を超えて、全体の好結果のために各人が協力し合う行動を実践していたのです。
私たちは、継続発展という企業の勝利に向かって『チーム・ワーク』の大切さを十分に理解し、従業員はもちろん企業パートナーである協力会社の方々にもお伝えしていかなければなりません。協業とか共生と言う言葉がありますが、まさに現代風の『チーム・ワーク』と感じます。
では、私たちの会社はどうでしょうか。基本となる『チーム・プレー』の考え方を全員が同じように理解しているでしょうか。また、実際の取り組み方を私たちは日頃から練習してきているでしょうか。
どんなに卓越した能力なり知識があっても、『チーム・プレー』が出来ない仲間は『チーム・ワーク』を乱すことになり、「安心と信頼」を企業理念とした『チーム・サンセイ』においては必要としなくなります。お客様と従業員に対する「安心」とお客様と従業員に対する「信頼」をより強固にしていかなければなりません。
また、これからの取り組みとして、事故・クレームに対する対応の精度を今後とも高め、その頻度と被害をより低減することを目指した取り組みをこれからも継続していかなければなりません。そして、事業継続計画(BCP)を導入し非常事態つまり大地震の発生や新型インフルエンザー等の発生に際してどう対処していくかを日頃から練習していかなければなりません。
これからも勝利に向かって、チーム・ワークとチーム・プレーを徹底していきましょう。