パートナー 第13刊11月号
発行日 2001年11月16日
発行人 サンセイ「パートナー編集室」
発行日 2001年11月16日
発行人 サンセイ「パートナー編集室」
労働安全衛生を考える
安全衛生委員長
労働安全衛生法とは、職場における労働者の安全と健康を確保し、快適な作業環境の形成を促進することを目的として、昭和47年に制定されました。
会社は単にこの法律で定める労働災害の防止のための最低基準を守るだけでなく、より良く安全と健康を確保し、労働災害の発生の防止に努める責務を負っています。
また、従業員もそれぞれの立場において、労働災害の発生防止のため必要な事項を守らなければならないこととされています。
具体的には労働災害防止計画の策定と公表、安全衛生管理体制の確立、危害防止措置、健康の保持増進のための措置、快適職場の形成などの内容となっています。
難しく聞こえるかと思いますが、皆さんに馴染みの深い「緑十字作成」「安全教育研修」「安全標語募集」「健康診断」などはその活動の一環です。
しかし、なんといっても全従業員が労働安全衛生の重要性をふまえたうえで、内容を前向きに理解し、その推進を図っていくことが望まれます。
皆さんも、会社の労働安全衛生活動に注意を払うとともに、自らの安全と健康の確保を心掛けるようにしてください。
第42期(平成13年8月1日~平成14年7月31日)労働安全衛生活動報告
活動内容 | 趣旨 | 実施時期および期間 |
危険余地訓練活動 | KYTシートを活用し、一つの状況の中で事故につながる事柄などを皆で話し合い事故に潜む不安全行動や不安全状態を排除する | 日勤責任者常駐現場/毎月1回 |
遠方小規模現場/年間3回 |
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社内安全標語募集 | 従業員全員が労働災害防止に取り組み、労働安全意識の効用をはかる。 | 募集期間 6月1日~6月30日 |
審査・表彰 7月1日~7月31日 | ||
パートナーによる 社内広報 |
ミドリ十字やヒヤリハットの状況報告、また全国労働安全衛生週間の支持事項等を掲載し、安全対策の有用化を図る。 | パートナー発行月 |
全国労働安全衛生週間・ 全国安全週間への参加 |
安全週間を契機としてそれぞれの現場において労働災害防止の重要性について認識を深め、自主的な安全活動の推進を図る | 全国労働安全衛生週間 10月1日~7日 |
全国安全週間 7月1日~7日 | ||
安全点検の徹底 | 危機の安全点検を定期的に励行し、不備な点に対する改善実行と事故未然防止に努める。 | 日勤責任者常駐現場/毎月1回 |
遠方小規模現場/年間3回(KYT巡回時) |
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健康診断の実施 | 従業員の健康意識の高揚を図り、併せて快適な職場作りを形成するために定期健康診断を実施するとともに、受診率の一層の向上を図る。 | 秋季 9月17日~9月28日 (週20時間を超える勤務者全員) |
春季 3月25日~4月30日 (深夜勤務者及び副主任以上) |
この10月上旬は全国労働衛生週間でしたが、期間中に限らず毎日の安全習慣を身に付け、ゼロ災害に結びついていくよう、全現場に対して<5S+2S>の呼びかけをしました。これから何かと気ぜわしい時期を迎えます。通常とは違う作業や業務も多くなります。そんな時に思い出してほしいのが、入社時にわたされた「安全のしおり」です。忙しい時こそ「安全のしおり」が教える基本を守り、急がば回れの精神で事故やケガのない年末年始を迎えてください。