発行日 2003年5月16日
発行人 サンセイ 「パートナー編集室」
いよいよ本格始動！札幌営業所
北海道進出時の夢でもありましたＮＨＫ札幌放送局及びＮＨＫ岩見沢支局の立ち上げまでのお話です。
【ＮＨＫ札幌放送局】（本館）地上４階地下１階（新館）地上４階地下２階延べ15,000㎡《業務内容》清掃・給茶・館内使送・館外使送の４業務（総員２３名）
【ＮＨＫ岩見沢支局】地上３階延べ700㎡《業務内容》清掃・管理業務（総員３名）
本社より品質管理室の中川次長、野上さん、企画室より矢崎が札幌に出向き松川所長の支援体制を敷きました。人員募集から社内研修、資機材発注と配置、現場調査、トライアル、運営体制を構築し、スタートするまでのお話です。
３月初旬に人員募集をした結果、清掃日勤者・給茶業務・使送業務は途中で打ち切るほど多数の応募がありました。しかしもっとも大勢の人を採用しなければならない清掃の朝パートについては最終日までに人員が確保できるかどうかが心配でした。
【３月２４日】札幌局採用者全員出席のもと社長の挨拶、松川所長より全体のマナー、規律、入管用の写真撮影、ユニホーム合わせ等の説明終了後、各業種ごとに別れ業務内容と仕様説明の研修をしました。その後当社営業所ビル廊下にて清掃の実践教育を中川次長に指導して頂きました。
【３月２６日】館内使送がトップを切ってトライアルに入りました。目で見て覚えるという方法を取りましたが仕様書と実情は大きく違い従業員に大変不安感を与えました。これは他の業務も同様でしたが、特に清掃業務、給茶業務は全員が現場調査が出来ず、短期間での調査ということもあり現実４月１日ぶっつけ本番という形をとり清掃スタッフは苦労の連続でした。
【３月２９日】定期清掃班実践指導を実施。従業員は非常に興味深く熱心に研修し有意義な一日でした。また資機材発注及び配置については、従業員休憩室・機材置き場の清掃・ロッカーの配置・そして各階の消耗品、資機材の配置をスタッフ全員で夜遅くまで準備を進めました。
現場調査は松川所長、中川次長、矢崎を中心にお客様同行のもと行いましたが仕様は現実と大分違いがありました。１つに部屋名が違う室内のレイアウトが変更している等色々あり作業工程表の変更、作業工程図面の作成構築に大変な苦労がありました。
【４月１日】全業務がスタート。清掃と給茶業務は最初の一週間は場所と仕様を覚えるのに精一杯でした。お客様の要望やミスも発生しました。また館内、館外使送も同様に誤配、遅配のないように注意して来ましたが誤配等もありました。その為作業ミスをなくす事と効率化を図るために毎日のように仕様変更など思考錯誤した結果、やっと無事業務が終了するまでに出来る状態になりました。（これからの課題は従業員のレベアップと継続した品質維持管理と思っています。）なお、土・日曜日の定期清掃ではスタッフは体を休める暇もなく実践で新人全員がポリシャーを回せるまでになり一生懸命頑張ってきました。
立ち上げ後２週間、色々ありましたが従業員の皆さん積極的で向上心旺盛で、一生懸命に松川所長の下、お客様第一を考えて努めて頂いたおかげと感謝いたします。今後とも、諸先輩事業所に負けずに頑張ってまいりますのでご支援よろしくお願いいたします。
［企画室 矢崎 貴］
現場と私
NHK技研所長 柳沼 俊夫
｢現場｣は仕事の宝庫である。会社のすべての原点がこの｢現場｣にある。生活の糧、発想の根源、仕事の楽しさ、人とのふれあいの嬉しさなど、これだけすべてが凝縮された場所はどこにもないでしょう。その｢現場｣にかかわって早20年が過ぎようとしています。とにかく汚れたものをきれいにする。こんな楽しいところはこの世にない。だが、このごろこの原点が忘れられているように思えてならない。トイレ清掃のスペシャリスト、剥離作業の職人、茶碗洗いの軽業師などが絶滅の危機に瀕している。すなわち現場のエネルギーが減ってきている。現場が元気でなければ会社は衰退の一途をたどるようになる。これではだめだ。現場、本社が一丸になって元気な｢現場」を作っていきたい。それが私の｢現場｣に対する切実なる願いである。
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