「プライバシーマーク」制度と、
その「認証」取得への取組

個人情報保護管理者

皆さんは「プライバシーマーク制度」というものをご存知ですか？あまり耳なじみの無い制度かと思います。

それでは「個人情報保護法」はいかがでしょうか？おそらく、皆さんのご自宅宛にも銀行、カード会社、通販業者などから「個人情報の取り扱いについて」といった内容の案内が来ているのではないでしょうか。

その文面の中に必ず「個人情報保護法」という文字が確認できるはずです。 コンピューターの活用が本格化するようになった1960年代以降、大量に蓄積された個人情報が不用意に漏洩する等の危険性が増大したことから、先進諸外国では個人情報保護に関する立法措置等を講じてきました。

日本でも1988年（昭和63年）に法律の策定の機運が高まり、2005年４月1日から「個人情報保護法」として完全施行となりました。そのために個人情報を扱う企業は個人情報の提供者に対し定められた原則にのっとり、個人情報保護方針や、個人情報の収集目的等を明確にする対応を求められています。

皆様の手元に案内が届けられるのもその対応そのものなのです。 このように法に基づき個人情報を適切に取り扱っている企業を一定の基準で認定し、プライバシーマークの使用を許諾する制度がプライバシーマーク制度というものです。

このマークを使用することにより、個人情報提供者など外部からも個人情報の取り扱いが適切な企業であることを容易に判断することが出来るというわけです。

そして当社でもプライバシーマークの認定を受けるべく、現在認定機関に申請中です。取引先の企業からも機密保持の契約を求められるのが当たり前となった今、当社自らもプライバシーマークを取得することにより、強力な信頼関係を築いてゆくことが大きな目的でもあります。

社内において、業務として直接個人情報を取り扱う者はごくわずかです。しかし清掃・警備・設備など請負契約業務に携わる皆さんにも、お客様から個人情報に関する機密保持が求められているのが現状です。