発行日 2005年7月10日
発行人 サンセイ 「パートナー編集室」
45期事業年度を振り返って
社長 冨田 稔
昨年、この紙面で「新しい人、若い人、やる気のある人」が活躍し評価される風土を醸成することが、新しい世の中で「社会から必要とされる会社」として継続発展するのに必要であり、また、新しい世の中には「新しい考え方と仕組み」が必要となり、その対応を怠った企業の継続発展はあり得ないとお話しました。
今期、この点にどう取組んだか振り返ってみると「評価制度の導入」・「環境創造事業の事業整備と拡販」の行動指針が45期経営方針書あります。
前者については、現在も管理職が中心になった勉強会で継続作業中でありますが、昨年12月とこの7月の賞与支給時において、業績を考慮した配分の際評価制度を導入し、更に人事の異動と資格等級の改定を行い、評価される風土の醸成に努めました。
後者については、本社営業部と札幌営業所で水の改質装置とアクリル板修復工事等の商談を中心に各商品の販売モデルを試行錯誤しながら実践しています。 また、出資会社の㈱クリーン・フローラ北海道販売を今期当初からスタートさせ、造花に光触媒をコーティングした商品の販売を展開していましたが、今年6月に100%子会社として再スタートさせ社名も「株式会社フィオナ」と変更させる予定です。
これと前後して、4月にショップ事業部を立ち上げ、自社ブランドの造花関連商品「フィオナ」の輸入・製造・企画・販売を開始いたしました。
ビル管理事業においては、信頼関係のある同業他社との協業で昨年12月福岡事業所、今年1月大阪事業所、4月静岡三島事業所を開設させ事業展開に結びついています。また、今年4月当社札幌営業所を同社の営業所としてスタートし、数件の商談に結びついています。
このように相互の経営資源を効果的に活用することで経営強化を図り、その一環として全国のNHK局に営業展開していくことを検討しています。
本社営業部の展開から同様に神奈川県下の新規物件が受注でき、新しい施設内容のノウハウの蓄積が可能になりました。これも、同業他社との協業による所が大であります。
会社を取り巻く環境も大きく変化しました。当社の安定株主であった共同ビルヂング(株)とNHK関連の発注元であった(株)NHK総合ビジネスが今年4月に合併し、新たに(株)NHK共同ビジネスとしてスタートしました。
このように、私たちではコントロールできない新しい仕組みが生まれる世の中ですから、新しい考え方と新しい仕組みへの取組みがますます重要になってきました。
それぞれの立場に流されるような「人罪」は必要としません。小さな力でも自らの力で会社を動かす気持ちを持った「人財」が必要です。
安定企業と呼ばれていた企業はもう存在しませんし、一年一年が勝負と考えて取組んでいくことが改めて重要であると認識しています。
現場と私
入社して一年が経過しました。この一年とっても早かった様に思います。品質管理部と言う部署柄、各現場の"品質チェック"を行います。その結果、100%満足出来る状態であれば何も言うことはありません。
しかし、100%満足出来ることはありえない。だから、満足度を上げるために70%から100%は無理でも、70%から80%になるように、現場の方も私も、お互いの努力・協力が必要不可欠だと考えました。
これからも、現場の方たちとはもっとコミニューケションを高めながら、共に頑張って行ければと思います。
そのために、品質の方でも、作業手順・作業内容はこれでよいのかどうすればもっと効率よく出来ないか。
など工数計画をたてて現場の方たちと一緒に検証を行いました。
検証した結果、各現場において一番ふさわしい作業手順書等を作成するなどのそんな一年でした。
それにしても、現場の皆さん元気なのには驚かされます。常日頃から健康管理には気をつけてられるのかなと感心します。これからも、よろしくお願いします。